タイププロジェクト株式会社は、初となるゴシック体のフォント「TPゴシック」を発表しました。本日よりタイププロジェクトのサブスクリプションサービス「TPコネクト」にて提供を開始いたします。
TPゴシックは、TP明朝の仮名にちかい線質をもちながらもモダンに寄りすぎず、溌剌とした明るい表情をもつ縦組みでも横組みでも安心して使える汎用性の高いゴシック体です。簡素なアウトラインで筆画が表現されているため、さまざまな解像度で安定した表示結果を得られます。タイププロジェクトのフォントに通底する「デジタル環境に最適な書体ファミリー」というテーマを、ゴシック体のカテゴリーで実現しています。
TPゴシックはニュートラルな印象の書体ですが、起筆部のセリフやストロークの抑揚、ハライの抉り(えぐり)の効果で、ゴシック体に求められる力強さもそなえています。フトコロを絞り気味に設計した漢字は、端正で落ち着いた印象を与えます。仮名は全体的に小ぶりな字面で、縦で組んだときの文字の流れを重視するとともに、横組みでの筆勢と安定した字並びを両立させるための検証を行いました。書体開発の初期段階から高頻度ですり合わせをおこなった和文と欧文の相性の良さは、TPゴシックの持ち味を引き出す重要な要素になっています。
タイププロジェクトの代表取締役 鈴木 功は、「ゴシック体はサンセリフ体と同類のカテゴリーで扱われる場合もありますが、区別したほうが正確といえると思っています。TPゴシックは、以前から新しさと品質をかねそなえた和文ゴシックがほしいという声を耳にしていたこともあり、ゴシック体カテゴリーのまんなかを射ぬくデザインでその要望に応えようと考えました。オーソドックスな書体設計を採用し、高い品質をめざしたわけですが、その結果、当初われわれが想定していた以上に使い勝手のよい書体ができあがりました」と述べています。
TPゴシックのウエイトファミリーは、UL (ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R (レギュラー)、M (ミディアム)、B (ボールド)の6ウエイトです。太いウエイトほどストロークの抑揚が大きく強い印象を与えますが、細いウエイトでもゴシック体特有の雰囲気をかもしだします。オーソドックスなゴシック体でありながら、新鮮な空気を演出するTPゴシックは、さまざまな場面で活用することができるデジタル世代の書体ファミリーです。
製品詳細
TPゴシック
https://typeproject.com/fonts/tpgothic
販売価格 (税込)
TPゴシックは、サブスクリプションサービス「TPコネクト」でご利用いただけます。
TPコネクト: 30,000円/年額
https://typeproject.com/service/tpconnect
*TPコネクトは、AXIS Fontファミリー、TP明朝、TPゴシック、TPスカイファミリー、SST JP、TP国立公園明朝、都市フォントおよび四季フォントシリーズのすべての書体ファミリーを年間定額でご利用いただけるサービスです。
Webフォント
REALTYPE.jp サブスクリプション
https://www.realtype.jp/
製品仕様
文字セット:9,499字(StdN)
ウエイト:UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)
フォーマット: OpenTypeフォントフォーマット
動作環境:macOS、Windows 10(日本語版)
お問い合わせ
タイププロジェクト株式会社
https://typeproject.com/
記事はPR TIMESで掲載されているテキスト・画像を使用しています。これはPR目的で使用しているものです。テキスト・画像の使用にあたってはPR TIMES社に個人メディアでの掲載について、承諾を得た上で掲載しています。ただし、掲載しているものに不都合なことがありましたら削除等の対応をします。記事の内容はリリース当時のものです。イベントやキャンペーンなど現在では行われていないものもありますのでご注意ください。また、リンク先の他サイトで提供される情報・サービスについても、責任を一切負いかねますのでご了承ください。